意外と知られていない解体工事を依頼するのに適した時期は？
長尾
埼玉県の解体工事といえばランズコーポレーション 広報担当の長尾です！
ランズコーポレーションは、埼玉県を中心とした解体工事を行っております。
埼玉県での総施工数は、500件以上を任せて頂きました。
我々に、お任せ頂いた皆様のおかげでこの記事を作ることができております。
改めて、ありがとうございます。
今回の記事は、解体工事の相談をもらう時に多い質問
「解体工事ってどのタイミングでしたらいいの？」
「一番お得な時に解体工事をしたいな～」
「気候が不安定な時期だと解体工事金額って高くなるの？」
「固定資産税の算定タイミングって関係ある？」
を徹底的に答えていきます。
ナビゲーターはプロ解体マン むらっちょんです。
どうも、むらっちょんです。
自分、解体の仕事をしてもう10年になりますね。
自分が関わった解体工事数は1000件以上見積もり件数で言えば、6000件ほど任せてもらったので
しっかりナビゲートしていきますね。
早速、本題に行きましょう！
むらっちょん
解体工事の依頼をするのは何月がいいの？
長尾
ランズコーポレーションは毎月絶えずに解体工事を行うことができていますね。
これはこのコラムを見てくださる方々がいらっしゃって、解体工事の依頼をしてくださるおかげです。ありがとうございます。ところで、解体工事の依頼するベストなシーズンってあるんですか？
繁忙期は、1月から3月の間になるけど、工事をする側で考えるとベストな時期は4月～5月 9月～10月が工事をしやすいシーズンになるね。
むらっちょん
長尾
なんでこのシーズンなんですかね？
工事をしやすい観点から言うと、天候が安定しているからだよね。
もっと具体的に言うと、雨が少ないんだ。解体工事は天候に左右されやすいから、この時期は他の月と比べると天候が安定していて、気温もそこまで高くなくて過ごしやすいから、工事のスピードも速く進めることができるよね。
4月～5月は、冬が終わって春の暖かさがあって作業は進みやすいね。花粉症の作業員には少ししんどいかもしれないけどね（笑）この時期に解体工事の依頼をもらうことも多くて、
繁忙期が徐々に収束していくシーズンでもあるね。
9月～10月は、台風シーズンではあるものの、これを除けば涼しくなってきて作業がしやすいシーズンだよね。なにより、日照時間が夏よりも短いから熱さ感じる時間が短いから作業がはかどるね。
むらっちょん
長尾
確かにそうですね。ランズコーポレーションは、外国人が現場で作業をしているのですが日本よりも暑さに強い国で育ってきているにも関わらず、「日本の夏は熱すぎるよ！」と悲鳴を上げていますもんね。
それだけ、今の日本は異常気象になっているということを実感しますし、作業中の体調管理も難易度が年々上がっていることも実感します。
作業の観点で、解体工事を依頼するならばこのシーズンを抑えておいてもらった方がいいね。
作業スピードも速く安定的に工事を進めることができるからこれは豆知識として覚えておいてほしいね。
むらっちょん
長尾
ところで、デメリットが多い月ってあるんですかね？他の月は全部解体工事の依頼をするには都合が悪いんでしょうか？
デメリットが多いのはいつか？
全て都合が悪くないよ(笑)可もなく不可もなくという月があるんだ。 じゃ、作業の観点でデメリットが多いシーズンは1月～2月、6月～8月だね。
むらっちょん
長尾
なぜですか？皆さん気になるので教えてもらいたいと思います。
1月～2月は、雪が降る可能性が高いからだね。埼玉県でもこの時期は雪が降りやすいんだ。
雪が降ると現場でどんな影響が発生をするかというと工事が止まる。雪の中で作業するのは非常に危険なんだ。視界も悪く、滑りやすくなっているから雪が解けるまで作業は中止になるケースもある。そうなると、依頼主さんからすると解体工事後のスケジュールも狂ってきてしまうよね。
だから、解体工事を依頼するのはずらした方がいいと思っている。
実際に、ランズコーポレーションの現場でも大雪の影響で完了日が1週間伸びてしまったケースがあるだ。
発注者の方になるデメリットは、重機をリースしていた場合はリース代が掛かってきてしまうため追加の工事代金が発生してしまうケースがあるんだ。僕たちはたまたま一時的に重機返却して難を逃れたんだけど、いつそうなるかわからないね。追加請求をお互いに起こさないためにも、なるべく1月～2月に解体工事の依頼をするのは避けた方がいいな。次に6月～8月について説明をする。これは、皆さんのご想像通り雨と暑さがあるからなんだ。雨が降り続いてしまうと、土の掘り返しや整地の作業が想像以上に手間がかかってしまう。
また、ここが重要で【土がついたコンクリートゴミは処分費が高い】
中間処分場にゴミを持っていく際にできる限り土を落とすんだけど、雨になると土が落ちずらくなってしまうんだよね。
そのまま処分場にもっていくと受け入れ拒否もしくは処分費用が高くなってしまうだ。なぜなら、コンクリートは90％以上はリサイクルされるからなんだね。
そうなると土がついているコンクリートは再利用する前に、ひと手間加えてリサイクルすることになるから、土を落としてから持ってきてほしいと中間処分場から言われてしまうんだね。
発注者さんのデメリットとしては追加費用が発生してしまう可能性があるということだ。処分費用は皆さんが想像している以上に高いんだ。
また、天候の予想してお見積もりを出すこと困難だから追加費用を頂くことになることがある。極端な事を言うと金額が30万円変わってしまうから、解体工事の依頼を避けてほしい。また、8月は兎に角熱いから解体の作業効率が悪くなるからあまりおすすめしない。
さらに、近年でゲリラ豪雨が発生するからいつ雨が降るかわからないよね。そうなると順調に進んでいた工事もゲリラ豪雨の影響で作業が止まってしまったり、土がコンクリートについてしまったことで追加請求をせざる得ないことになる場合もある。
このシーズンに解体工事の依頼はしないでという意味ではないけども、他の月と比べるとリスクが高いから頭の片隅にでも情報を入れてほしいね。
むらっちょん
長尾
丁寧にありがとうございます。
作業の観点とお客様へ追加請求発生してしまう観点から説明してもいました。幸と雨の時期は避けるようにしましょう！
お客様からよく聞かれることがあるんですけど、固定資産税との兼ね合いも解体工事を依頼するタイミングが左右されると思います。こちらについて詳しく教えてください。
固定資産税と解体工事の依頼タイミングについて
まず、固定資産税とは何かというと、【土地や家屋などの固定資産に対して課せられる税金】なんだね。この税金は、毎年1月1日時点で固定資産課税台帳に登録されている固定資産で、固定資産の価格をもとに税額が算出されるんだ。つまり、1月1日に土地もしくは家屋を持っていると税金が発生してしまうんだ。しかし、落とし穴が1つあって・・・
タイミングを誤ると【特別措置】を受けることができなくなってしまうんだ。この特別措置というのは割引と思ってもらっていいね。割引を受けることができなくなるからお高い固定資産税を支払わなければならなくなる。
むらっちょん
長尾
そうなんですか！だから皆さん固定資産税の評価タイミングを見計らっていたんですね。これは1つタイミングを誤ってしまうと大変なことにありそうですね。 具体的な金額ってわかるんですか？
アバウトにいうと、特別措置で30％～60％の割引を受けているからこれが亡くなると考えると相当大きい金額が亡くなってしまうね。
むらっちょん
長尾
かなりの大金・・・
これはしっかりとお客様にランズコーポレーションが提案した方がいいですね。勉強のために、売却の場合と住み替えの場合について事例を交えながら教えて下さい。
ケース1 売却の場合
結論、【4月～8月の間に売却を済ませる】ということだね。
固定資産税は、所有者に対して課されるものになる。そのため、1月1日時点で土地を所有していると固定資産罪が掛かってきてしまうんだ。売却手続きには時間が掛かるんだ。不動産会社との交渉、引っ越しが必要な売却になれば引っ越し先の選定と引っ越し準備・・・これだけでも3か月以上掛かることになる。
もったいないのは売却が決まっているにもかかわらずずるずると時間が経過して年をまたいでしまうことだよね。余裕をもって10月～11月までに売却を済ませておいてほしいね。
解体工事の依頼とは話が逸れてしまっているけども解体工事の依頼をする上ではしっかりと税制ルールを覚えておいてもらいたいからね。
むらっちょん
長尾
ありがとうございます。売却で悩んでいたら11月までに決着をつけることが大事なんですね。万が一、1月1日までに売却が見込めなかったらどうした方がいいと思いますか？
そうしたら、売却はいったん諦めてじっくりと検討しなおすことがおススメだね。
持ち家から引っ越しをすることってそんな簡単ではないと思う。
長尾君は持ち家を売却して引っ越した経験があると聞いたけど構想からどのくらい時間が掛かったのかな？
むらっちょん
長尾
僕の場合は、6か月から8か月掛かりましたね。賃貸物件に住むのかもしくは買うのか・・・この観点で家族会議はずいぶん長い間議論しましたね。
そうだろうね。そうなると、「じゃ、来月には売却しちゃいましょ～」とは一筋縄ではいかないね。1月1日になった時点で動き出すぐらいがちょうどいいかもしれないね。 売却するにも買い取ってくれる方を見つけ出さないといけないからこちら都合ですべてが進むわけでもないからね。この点もしっかりと抑えてもらいたいね
むらっちょん
長尾
確かに我が家では、お正月で家族が全員集まっているタイミングで会議が開かれて議論しました。
日常はみんな仕事もあってなかなか話すタイミングを作るのが難しいですからね。
次に住み替えについて教えてください。
ケース2 住み替えの場合
れば今までと金額が変わらないため、いつでもいいんだな。以下が、特別措置を受けることができる条件になるね。
‐当該土地が前年1月1日において住宅用地であったこと
‐1月1日時点において当該土地で住宅建設工事が着工されていて(ただし解体工事は含まれない)、翌
年の1月1日までに完成すること
‐住宅の建て替えが建て替え前と同一の敷地で行われていること
‐当該年度と前年度において土地の所有者が同じであること
‐当該年度と前年度において建物の所有者が同じであること
通常の建て替えであれば簡単にクリアができる条件と言ってもいいね。
しかし、一個だけスケジューリングを気を付けなくてはならないのが、【住宅建設が着工されている】という条件だ。書いてある通り解体工事が含まれないから注意が必要なんだ。
以前、12月中旬に解体工事の依頼があって、準備期間を含めると1月1日を跨いでしまうし建設工事もできない状況があったときは、12月中の着工はお断りしたケースもあったね。
お客様からはこれは知らなかったからすごい助かる情報だったよと感謝の言葉をもらえて嬉しかったな～
万が一、解体工事をしてしまうと建設までの間の時間もあるため、解体工事の依頼は年内の【11月までに完了を目指せる】のがベストだね。建設工事に入るためには測量など実はいろいろとやらなければならないことが多いからこれぐらいが現実的な準備期間になるだろうね。
むらっちょん
長尾
そういえば、12月20日までに解体工事を終わらせてほしいとおっしゃっていたお客様がいらっしゃったので、もしかするとこの特別措置について詳しい方だったのかもしれませんね。詳しく事例も交えて話していただきありがとうございます。
最後に解体工事を依頼するときに、お得なタイミングがあれば教えてください。
皆さんそれをめがけて依頼をしてもらえると思いますので。
この時期に解体工事を依頼してほしい！お得なタイミング
これは解体工事屋さんが公開するのはいかなるものかと思うけれども・・・
皆さんのために公開しちゃうぞ！前提として解体工事の変動する項目を理解してほしいな。
人件費
ガソリン代
処分費用
重機リース代金
が変動費。
少しでもお得に解体工事をするにはこの変動費の最安値になる時期を見極めることが大事だね。
ここが重要で、【ガソリン代以外は繁忙期外は安い】ということだね。
どのビジネスもそうだけど繁忙期は需要があるから単価は増えるというの解体工事の理論でもあるね。
ただここで、「さっき解体工事を依頼する上でおススメじゃない時期にすればいいんじゃない？」となるかもしれないけれども、追加請求が発生をしてしまうためおすすめはできない。また、大型連休があるときはガソリンの値段も高くなるからここの見極めも重要だね。
そうなると、いつが一番お得か・・・ 5月中旬から6月上旬 これなんです。解体工事の繁忙期を終えて仕事がひと段落ができる時期で、大型連休も終わりガソリン代もお安くなっている時期で、天候も梅雨に入るまでは崩れず安定している。
総合的に見てこの時期は変動費を抑えることができるためおすすめだ。
今までの見積金額を見てもこの時期は割引が利くしどこの解体業者も高い工事を狙うより安くても工事をやりたいと思っているね。
これは秘伝の知識のためできれば内緒でお願いします(笑)
むらっちょん
