株式会社 ランズコーポレーション

埼玉県さいたま市・川口市・越谷市
木造解体・鉄骨解体工事

受付 9:00~18:00

アスベストの解体の際の注意点、使用できる補助金などを紹介!

長尾

埼玉県の解体工事といえばランズコーポレーション 広報担当の長尾です!

ランズコーポレーションは、埼玉県を中心とした解体工事を行っております。 埼玉県での総施工数は、500件以上を任せて頂きました。

我々に、お任せ頂いた皆様のおかげでこの記事を作ることができております。
改めて、ありがとうございます。

今回の記事は、解体工事の相談をもらう時に多い質問

「アスベストって名前は知ってるけど、詳しく知りたい!」

「アスベストがある家だと解体工事はどうなるの?」

「費用が気になります。補助金があると嬉しいです!」

「どこにアスベストの調査を依頼したらいいか教えてください!」

を徹底的に答えていきます。
ナビゲーターはプロ解体マン むらっちょんです。

どうも、むらっちょんです。

自分、解体の仕事をしてもう10年になりますね。
自分が関わった解体工事数は1000件以上見積もり件数で言えば、6000件ほど任せてもらったので

しっかりナビゲートしていきますね。
早速、本題に行きましょう!

むらっちょん

アスベストってなーに?

長尾

2022年4月から【アスベスト】という言葉をたくさん耳にする機会が増えましたね。 なぜ、ここまで話題に上がっているんですかね?

それはね、2022年4月から法改正があったから業者はその対応に追われているんだよ。

むらっちょん

長尾

お~、皆さんもどんな法改正があったのか知りたいと思っているので解説お願いします!

改正大気汚染防止法が施行されて、2022年4月1日から解体工事の対象建物のアスベスト調査報告が【義務化】されたんだ。この報告の義務化に伴って業者はアスベストの調査~分析を担い、報告までが一連の業務になったんだね。

また、調査をするにあたり、国家有資格者が必要になったり、調査費用を発注者から捻出してもらい、アスベストが検出されたら、専門業者に依頼をして除去工事を行ったりと、やることが一気に増えてより、解体工事の難易度が上がったんだ。

むらっちょん

長尾

この情報は解体工事を実施する方に見てもらいたいですね。

そもそもアスベストについて、教えてもらえませんか?

アスベストというのは、漢字にすると【石綿】と呼ばれていて、繊維の一種。

住宅を建設するときに使われる材料に混ぜられていたんだね。

瓦や断熱材、外壁塗装にも使用されていたんだ。

なぜ、使用されていたかというと、【熱・摩擦・酸・アルカリ】に強いとされていて、丈夫で変化に強い物質なんだ。そのため、暑さ寒さを直接受ける住宅の建材に使われることが多かったんだね。

むらっちょん

長尾

確かに、夏の暑さや冬の寒さ、雨風があっても住宅がそのままの形状が保たれるのは アスベストのおかげといってもいいですね。


じゃ、こんなに万能なアスベストが利用できなくなったのはなんでなんですか?

それは、アスベストには発ガン性物質があることが証明されたからなんだ。

石綿は、【綿】という文字が入っている通り、綿のように材質の繊維で呼吸をするときに体に侵入してしまう場合があるんだ。

万が一、石綿が体の中に入ると、肺で石綿を輩出することができずにたまっていってしまうんだ。


そうなると、長い年月をかけて肺がんの原因にななることがわかったことで、現在ではすべての建材でアスベストの使用は中止されているんだね。

むらっちょん

長尾

そそそ、それは本当に怖いですね。

すぐに病気になるなら危険性がすぐにわかりますが、長い年月をかけて身体が病気になっていくとなると省らが不安になりますね。

そうなんだよ、

解体工事は粉塵がたくさん出るからそれに混ざって石綿が飛んで行ってしまうんだよ。

万が一、
解体工事の対象物に石綿含有建材があった場合、その地域にアスベストをばらまいてしまうんだね。

だから、解体工事をする前に調査をして特定して適切な処理を行わなければならないんだね。

むらっちょん

長尾

だいぶ理解が深まりました。この記事を読んでいる方も、アスベストは何かという入口の部分はご理解いただけたかと思います。次に、アスベストがる家の解体工事をするとどうなるのかナビゲートして下さい。

アスベストがある家の解体工事はどうなるの?

まずは手順から説明をすると・・・

①事前調査(建材採取)

 アスベストの事前調査とはどんなことをするかというと、住宅の建材を一部採取するんだ。
どこを採取するかというと、主に、外壁・内壁・床・瓦。

具体的な工法を言うと、ノミとトンカチを使って、建材の一部を取るんだね。中々イメージが湧かないと思うから写真を貼っておくね。

②事前調査(研究機関で検査)

 建材採取が完了したら専門機関にその材料を検査してもらうんだ。

検査の方法は色々あるけれども、代表例を言うと、顕微鏡でその建材を見てアスベストが入っているか入っていないのか?

目視で確認をするんだね。この検査の期間は5日~10日前後掛かるのが一般的だね。 この検査でわかることは、石綿含有建材であることはもちろんだけど、ここが重要で・・・ 【アスベストのレベル】この判断が出ることが重要なんだ。 アスベストには、飛散の可能性が1~3のレベルに分かれていて、レベル1が一番危険なんだ。

飛散レベル高いほど、毒性も比例して高くなるんだ。
アスベストのレベルに応じて除去工事の工法が変わるからこのレベルを判断するためにも検査をしているんだね。 埼玉県さいたま市や川口市の一般的な木造住宅であれば、レベル1のアスベストが検出されることは滅多にないけれども、マンションやアパート、工場でレベル1のアスベストが検出されることがある。 レベル2とレベル3は、飛散性は低いもののアスベストを適切な処理をしないと飛散してしまうから、検出された時点でアスベスト除去工事を実施する必要があるね。

③アスベスト除去工事の見積

アスベストが検出されたら除去工事の見積もりを作成に入るんだ。

ここで勘違いが生じることを先に説明をしておくと、【解体工事とアスベスト除去工事は別物】であることを覚えてもらいたい。

アスベスト除去工事の情報は出回っていないから勘違いすることは当たり前なんだけども、 解体工事は【家を壊して更地にする】ことが目的。

アスベスト除去工事は【石綿含建材を適切に除去・廃棄】することが目的になるから、別工事になるんだね。

お客様からよく言われることは、「アスベスト除去工事って解体工事に含まれるでしょ?料金が上がるのが納得いかない!」と相談をもらうことがあるんだ。

アスベスト除去工事は専門性も技術も解体工事とは全く別物になる。

ランズコーポレーションもそうだけど、多くの会社はアスベスト除去工事ができる解体工事会社ではないから、専門業者に依頼することになるんだ。

自分でアスベスト除去工事会社を探すのは大変だろうから、解体工事会社が協力会社としてアスベスト除去工事会社との繋がりは密接ではあるから紹介してもらうことをお勧めするね。


そこで見積してもらい、アスベスト除去工事に着手だね。

④アスベスト除去工事

建物の解体工事を始める前に、全てのアスベストを除去する工事が入る。

どうゆう工事になるかというと、【封じ込め・囲い込み工事】と言って、アスベストが空気に紛れ込まないように建材に閉じ込めてしまう工事をするんだ。防護服を着用して、アスベストが検出された 付近を養生シートで外部と隔離をして、除去をしていくんだ。

採取された場所や面積、レベルによって、期間は様々だけど、1週間~1か月の工事になるんだ。

⑤解体工事開始

アスベスト除去工事が終わったら、やっと建物解体工事に着手することができる。除去工事が終わったら、アスベストが飛散する可能性はないから通常の解体工事に集中ができるね。

むらっちょん

長尾

詳細に説明していただき、ありがとうございます。

解体工事とアスベスト除去工事って、ついつい一緒にしがちですが、別の工事になることをしっかり頭の中に刻み込んでおきます。

アスベスト除去工事があることで業者としても安心して解体工事に集中ができますね。


ところで、アスベスト除去工事の費用ってどのくらい掛かるんですか?

アスベスト除去工事の費用はどのくらいかかるの?

まず、事前調査費用としては、10万円~30万円が必要になる。


金額の幅がある理由は解体工事の見積もりの時点で、
採取箇所を決めて多ければ多いほど金額が上がるイメージだね。

埼玉県さいたま市・川口市での住宅の場合は、平均して24万円程度事前調査費用が掛かる。
次にアスベスト除去工事は、坪単価が存在しないから、一概に金額は決まっていないんだ。 算出に起因することは

【アスベストのレベル×面積=アスベスト除去工事】


これが簡単ではあるけれども、計算式になるね。

レベルが高ければ高いほど除去が困難になるんだ。そうなると金額が上がってしまうね。
ランズコーポレーションが解体工事を担当した建物の例に出すと・・・

■レベル3~レベル2のアスベスト除去工事の場合 アスベストの検出場所は、一般的な広さのキッチンの床のデザインシートから検出された場合は、

30万円~40万円が除去工事の費用だね。 ■レベル1のアスベスト除去工事の場合 アスベストの検出場所は、30坪の住宅で外壁塗装剤からアスベストが検出された場合は、

200万円~250万円が除去工事の費用だね。

むらっちょん

長尾

え~、解体工事の費用とあまり変わらないじゃないですか!!! なんでこんなに高いんですか?

第一に危険性が非常に高い工事だからだね。


作業員の皆さんは少なからず身体を犠牲にして作業を行っていて、専門性が高い作業だから高価で特別な工事になるから高い。


あとは、処分費用だね。毒性の高いものが一般ごみで捨てたらどうなると思う?

むらっちょん

長尾

事件になりますね。

その通り!アスベストを一般的なゴミで処分をしたら大事件になる。

そうなると、特別な施設で廃棄をしなくてはならないんだね。

そうなると金額が上がってしまうのは理解してもらえるんじゃないかな?

非常に理解しがたいことかもしれないけれども、被害を出さないためにも、アスベスト除去工事を行わなければばならないから致し方ないね。

むらっちょん

長尾

そうですね。本当に致し方ないですね。

近隣にご迷惑をかけないためにもしっかり処理をするのが大事ですね。
金額については具体例もあり非常にわかりやすかったです。

次に、ここだけは注意した方がいいことってありますか?

ここだけは注意してほしい!ベスト3

アスベストここは注意してほしいベスト3を紹介するね!

第3位
【工事期間が延長する】

上記のように、解体工事とアスベスト除去工事は別物だから工事期間は延長してしまうね。

また、石綿含有建材が検出されると、役所に報告してから着工日が2週間後になってしまうんだ。

緊急で解体工事をすることはほとんどないかとは思うけれども、計画からズレてしまうからアスベストが検出されてしまう前提の計画を業者としっかりと作り込む必要があるね。

場合によっては、完了が2か月ずれ込むこともあるんだ。

第2位
【アスベスト除去工事金額】

解体工事金額をやっとの思いで捻出していざ解体工事だ!と言う時にまさかのアスベストが検出されてしまった時に金額が大きく変わってしまう自体になってしまった場合に資金調達が必要になると解体工事そのものができなくなってしまう事例も実際に何件か経験している。

資金計画をする際に、プロにお願いすることも多いと思うんだけれども、大気汚染法のことや、アスベスト除去工事について知見がある方がまだそこまで多くないのが実情。

そのため、アスベストがある前提で多めに資金計画を作っておく必要があるね。 一般的な木造住宅であれば50万円前後は余裕を持っておくと、アスベスト除去工事が必要になってもスムーズに工事に望むことができる。解体工事業者はアスベスト工事に詳しいから見積を取る段階で、「アスベストが検出される可能性はどのくらいあって、どの建材から検出されるのか」聞いてみるといいね。

しっかりと答えてくれるよ。

第1位
【アスベスト調査に協力は発注者責任】

金額が高いと聞いてしまうと、どうしても「アスベスト事前調査をしない方向で・・・」と過ってしまうこともあると思うが、事前調査の協力の義務は発注者にあるんだ。

そのため、解体工事をする上で、調査を拒否することはしないでほしい! 万が一、調査を拒否して解体工事をした場合には罰則規定もあるんだ。

正直、家を建てる時に、自分がアスベスト含有建材を頼んだわけでもないのになぜお金を払わないといけないんだ!となりますが、こればかりはしょうがないんだ・・・。

アスベストの話になると心苦しいんだけども、法令をしっかり守って安全な工事をするためにも発注者の方の協力不可欠だから是非お願いしたい!

むらっちょん

長尾

そうですね。発注者の方のご協力はアスベストに関わらず重要になりますよね。

ただ、やっぱり突然工事金額が何十万円単位で加算でしまうと困ります・・・

補助金制度はありませんか?解体工事をするときは補助金があるのでアスベスト除去工事にもあるのかな~と思いまして!

アスベスト除去工事の補助金

もちろん、アスベスト除去工事についての補助金もあるからしっかりとナビゲートして行くね。
補助金の窓口は国土交通省で補助金には二つ種類があって・・・

①アスベスト事前調査のための給付金

アスベストの事前調査に必要な費用を補助するための制度だね。 金額は、1棟25万円まで補助金が出る精度になっているんだ。


しかし、ここが注意点で 【吹付けアスベストが施工されている可能性のある住宅】が対象になるんだ。

そのため、レベル1に該当する可能性のある建物が対象になるから、多くの戸建て住宅は残念ながら対象外になってしまうんだ。また準備書類もたくさんあって、8種類の集める必要がある。

これは、個人で集めるには労力がかかりすぎてしまうため、できれば行政書士の方に手伝ってもらうのが理想だね。

国がレベル1のアスベストにしか事前調査の補助金を出さないならば、都道府県はどうだ? と思って埼玉県については、国と同じく【レベル1】の可能性がある建物限定だったね。

そのため、レベル2・レベル3の事前調査給付金は出ないと思ってください。残念です涙

②アスベスト除去工事の貯めの給付金

これは実際にアスベスト除去工事を行った時に発生する給付金だね。 金額は、【除去工事金額の2/3】が給付される。

また、除去対象範囲が1000㎡以上の場合は、300万円まで補助される制度になってる。

こちらの対象は、【吹付けアスベストが施工されている可能性のある住宅】になるため、こちらもレベル1のアスベスト除去工事が対象になる。

こちら同様に国がダメなら都道府県はどうか! しかし、残念ながら国と同じ基準で給付金制度を置いているね。 簡単にまとめると アスベスト事前調査、除去工事についての給付金は存在する。

しかし、戸建て住宅ではあまり出くわすことがない吹付材に関しての補助金になるため、

残念ながらあまり補助金には期待しない方が良いということだね。

むらっちょん

長尾

補助金制度はあるものの、住宅解体では出くわすことがあまりない石綿含有建材が対象だと少し残念です。。。

ただ、今後は解体工事数も増え、空き家も増えることから補助金制度が見直されることを期待しています!
最後に、アスベスト調査・除去工事を依頼するときのポイントについて解説をお願いします!

必見!アスベスト調査・除去工事を依頼する時のポイント2選

重要な事が二つあるから紹介していこう!

①国家有資格者が事前調査を行っているか
アスベスト事前調査の検体採取をするためには、
現行の法律では以下2つの資格保有者でなければ、採取ができないんだ。

1.石綿作業主任
2.石綿含有建材調査者

このいずれかを保有していることを確認してから依頼をしよう。
さらにいうと、令和5年から石綿含有建材調査者のみ対象となるため、令和5年以降解体工事を検討している方覚えておきましょう。

②検査結果の開示をしているか
石綿含有建材事前調査結果は、発注者に対して報告義務があるため公表してもらえるか確認をしよう。

③官公庁への報告をしているか
石綿事前調査は官公庁への報告が義務。そのため、その報告をしっかり行ってるのか確認をして報告確認にも応じてくれるのか確認をしよう

むらっちょん

長尾

本日もありがとうございました!それではまた次回の記事もお楽しみに!

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