解体工事の見積もりで見落としちゃうポイントとは？
長尾
埼玉県の解体工事といえばランズコーポレーション 広報担当の長尾です！
ランズコーポレーションは、埼玉県を中心とした解体工事を行っております。
埼玉県での総施工数は、500件以上を任せて頂きました。
我々に、お任せ頂いた皆様のおかげでこの記事を作ることができております。
改めて、ありがとうございます。
今回の記事は、解体工事の相談をもらう時に多い質問
「解体工事の見積もりの読み方を教えてください」
「見積もりで見落としがちなことってどんなことですか？」
「追加費用って本当にあるんですか？」
を徹底的に答えていきます。
ナビゲーターはプロ解体マン むらっちょんです。
どうも、むらっちょんです。
自分、解体の仕事をしてもう10年になりますね。
自分が関わった解体工事数は1000件以上見積もり件数で言えば、6000件ほど任せてもらったので
しっかりナビゲートしていきますね。
早速、本題に行きましょう！
むらっちょん
解体工事の見積もりの読み方
長尾
解体工事の見積もりを出す際に、いつもお客様から
「見積もりを見ても読み方がよくわからない。」とお声を頂くことが多いです。
そのため、今回の記事では見積もりについて一歩踏み込んで教えてください。
いいぞ！解体工事の見積もりは正直、解体工事を知らない人からすると何を書いてあるのか一切わからないと思う。
だから、金額を比較するときにどこの項目が高いのか安いのかわからんず合計金額だけで比較しちゃいがちなんだ。
そのため、項目の意味を少しでもわかってもらえるような内容にしていこうと思う。
あとは、解体工事の見積もりで見落としがちなこともいくつかあるからそれについても紹介をしていくな。
むらっちょん
長尾
ありがとうございます。非常に心強いですね。是非いろいろと教えてください。
じゃ、まずは解体工事の見積もりの読み方について解説をしてください。
解体工事の見積もり見る時には、大まかに分けると二つに分けることができるんだ。
まずは、基本料金に値する坪数が記載されている。
解体工事の代金の基本になるのは解体対象の建物の大きさによって変わる。坪数が多ければ多いほど解体工事の見積もり金額が高くなるようになっているんだ。
この坪数はどこから算出されるかというと、現地で測定して坪数を算出することもあるんだけど、重要な参考資料として、建物謄本というものがある。この資料には、建物の坪数、建物の所有権が主に含まれている。こちらを参考にして坪数を確定させるんだ。気をつけて欲しいのが、土地の謄本もあって渡させることがあるんだけども
解体工事の場合は土地謄本の数字は関係ないため参考資料にはならないんだ。これはしっかり覚えておいて欲しい。
次に付帯工事について説明しよう。
付帯工事は何かというと、ブロック塀やカーポートが代表的な例になるんだけども、これらは建物には含まれない付帯物になるんだ。これらを壊すには建物解体工事とは別で金額が発生するんだ。見積もりを確認する際に、建物以外の全ての付帯物が記載されているのかを確認する必要がある。ブロック塀やカーポート以外にも庭木や庭石これらも付帯工事になるんだ。そのため、漏れがないようにチェックをする必要があるぞ。
むらっちょん
長尾
ありがとうございます。見積もりの読み方について大枠で理解することができました。
次に、いざ見積もりをもらって読み込んで見る時に見落としがちなことってありませんか？
解体工事の見積もりを見たことがないとなるとどこが重要なのかもわからないこともあると思いますので、ここは見落としてしまいがちだなというところを教えてください！
見積もりで見落としがちなこと３選
①アスベスト調査費
令和４年から解体工事をする際には、原則建物の建材にアスベストが含まれているか否かを判別しなくてはならなくなりました。
そのため、解体工事の見積もりには必ずアスベストの検査費用が含まれています。これはなぜ見落としてしまう可能性があるかというと、そもそもアスベストの検査という言葉を聞くことがないと思うんだよね。そうなると「なんだこれは？」となってスルーしてしまいがちになるんだ。
アスベストの検査費用は、大体１０万円前後になって中々いい金額になってしまうからしっかりと覚えておこう！
②ガードマン設置費用
解体工事をするときに、場合によってはガードマンをつけることになるんだ。
特に住宅街だと通行人を安全に誘導することが必要で、車も誘導しなくてはならないから解体工事をするときはガードマンの存在は不可欠だ。しかし、いざ見積もりをもらった時に、ガードマンが入っていないことに気が付かないことが多いんだ。
解体工事会社は少しでも見積もり金額を安くするために、ガードマンを入れないケースも多々あるんだ。
そのため、見積もりには記載しないで提出することもあるんだ。そのため、ガードマンが入ってない！と気がついたら解体工事の業者に「あれ？ガードマンの費用が入っていないけども、どうなっているんだ！」と聞いてみるといいね。
ガードマンがいないと事故に繋がる可能性が高くなってしまうからしっかりと準備しておくようにしよう。
③諸官公庁届出費用
解体工事は、諸官公庁に届出をする必要があるんだ。
どんな届出をするかというと、まず役所には、リサイクル届出というものを出す。
これは簡単に説明をすると、解体工事で出たゴミはちゃんとリサイクルしますよ。という宣言書みたいなものになるんだ。
あとは、道路使用許可。これは、解体工事でトラックにゴミを積み込む時に道路に長時間トラックを駐車しなくてはならないよね。
長時間車を止める許可を得るための申請書になるんだ。この二つは申請費用がかかるため、見積もりにの中身にはあって当然の項目になる。
この届けを忘れてしまうと、工事がストップしなくてはならないからこれは必ず必要になる。ただ、良心的な解体業者はこの申請費を頂かないケースもあるから見積もりに入らないことも多んだ。
例えばランズコーポレーションは、届出費用は頂かない方針でやっている。金額も数千円とお安いからね。
むらっちょん
長尾
ありがとうございます。
この知識がないと、見積もりを見ても違和感に感じないことが多いと思います。これを知っておけば「これはどうですか？」とこちら側から質問をすることができるからいいですね。
最後に聞きたいのですが、よくお客様から「解体工事って追加費用がよく発生すると噂で聞いた事があるんだけど、それは本当ですか？」と聞かれることが多いです。
実際の現場の感覚でいいので、
追加工事が発生する割合やなぜ追加工事が発生するのか教えてください。
解体工事って追加費用が本当にあるんですか？
解体工事には追加費用が発生する場合は実際にあるぞ。
どんなものが追加費用として発生するかというと、基礎部分が想定よりも分厚く処分方法が変わる場合、また地中障害という土の中にゴミが埋まっている場合があるんだ。
まずは、基礎部分について解説をしていこう。
基礎は解体工事前にどのような基礎になっているのかは想定できるのだけど、実際に解体を進めて見ないとわからないこともある。基礎には二種類あるんだ。
布基礎とベタ基礎があるんだ。この二つの簡単な違いは、鉄筋コンクリートか普通のコンクリートなのかの違いなんだ。鉄筋コンクリートが入っていると、処分方法も手間が増えるし、処分するコンクリートの量も布基礎に比べると多いんだ。
そのため、処分費用が増えてしまうんだ。
これは解体工事を進めるにあたって判別ができる箇所になってくるんだ。
次に、地中障害のことなんだけども、これは工事をしてみないと全くわからないんだ。
地中障害は何かというと地中にコンクリートがらやガラス、木材が埋まっていることがあるんだ。
なぜ、このようなゴミが埋まっているかというと、このゴミを埋めることで建設をする時に地盤を強くする効果がある言われてきたんだ。
そのため、解体工事をする時に発生したゴミをそのまま地中に埋めることが行われていたんだ。ただ、現在の建築技術では土の中にゴミがなくても地盤強度は保たれるように設計されているから解体工事をするときに全て撤去しなくてはならないんだ。
この地中障害は最初の解体見積もりではわからない。実際に出て来ないとわからないものになるから、どうしても地中障害は追加費用になるんだ。以上だ。
簡単にまとめると解体工事は追加費用が発生する工事で、基礎や地中障害など実際に工事を進めてみないとわからないんだ。そのため、お客様から追加費用をいただくことになる。
むらっちょん
